当院では柴犬担当の八柳です。最近子供達が、柴犬が大好きな母のために、一日の中で出会った柴犬報告をしてくれます。報告してくれる姿に、ほっこりしています。
そんな柴犬好きの私ですが、今回のブログは小鳥の採血についてです。
鳥は繊細で可愛らしい生き物ですが、健康管理のためには犬や猫と同様に「採血検査」がとても重要です。今回は、鳥の採血方法と、どんなときに検査が必要になるのかをご紹介します。
◆ 鳥の採血方法とは?
鳥は体が小さく、血管も非常に細いため、慎重かつ丁寧な手技が求められます。
保定方法としては、片手で鳥を保定して、もう片方の手で採血をします。
※保定の際は、暴れて怪我をしない様に注意しています。
写真にあるような、細い注射器を使用し、頸静脈から採血します。
大型鳥では、尺側皮静脈(翼の内側)から、採血することもあります。
採血量は体重や目的に応じて、変わります。

◆ 採血が必要になる主なケース
鳥は体調不良を隠す傾向があるため、血液検査は貴重な診断手段です。
以下のようなケースで採血を行うことがあります:
• 元気がない
・食欲がない• 便や尿酸の色がいつもと違う
• 体重が減っている
• 換羽が長引いている
• 外見は元気でも、健康診断として定期的に
• 感染症の疑い(PBFD、クラミジア症など)
• 肝臓や腎臓の病気が疑われるとき
◆ 最後に採血は一見こわそうに感じられるかもしれませんが、鳥への負担は最小限に抑えられるよう慎重に行なっています。採血する事は、元気な子でもリスクは伴います。なので、どうしても暴れてしまうなど危ない子は、鎮静をかけることもあります。ですが、採血をする事により病気の早期発見が出来て治療を開始できる事もあります。
血液検査の必要性に関しては、担当獣医師と相談をしながら進めていきます。体の小さな鳥だからこそ、少しの変化が大きな病気のサインであることも。定期的な健康チェックをおすすめします。
こちらは鳥の採血の様子です。ご覧下さい。https://youtu.be/tCIc8IRYZRM
この記事を書いた人

- 十勝出身、おしゃべり大好き、2児の母です。よろしくお願いします。
- 2025年6月19日小鳥鳥の採血方法とその目的~小さな体から得られる大きな情報〜
- 2025年3月6日スタッフスタッフと来院ペットの紹介します!
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