誤食注意報!

こんにちは、ごぼう茶にはまっている獣医師の蒲原です。

もうすぐクリスマス、年末年始と一大イベントが続きますね。食卓にはフライドチキンとホールケーキ、お酒、チョコレート….こんな時にはわんちゃんねこちゃんの誤食に注意です。

何を食べたらまずいのか、ある程度知っておきましょう!

★チョコレート

中毒の主成分はメチルキサンチン類(テオブロミン、テオフィリン、カフェイン)。商品によりますが、例えば2kgの犬は大体板チョコ0.5枚くらい食べてしまうと中毒に、2.5枚食べたら致死量です。カフェインに関していえば、同じく2kgの犬だとレッドブル2.5本、眠眠打破1.5本くらい飲むと致死量です。下痢や嘔吐から、頻脈、けいれん、呼吸困難などの中毒症状があります。

★タマネギ

中毒物質は有機硫酸化合物。犬は1kgあたり5〜30g、猫は1kgあたり5gくらいで中毒量となります。下痢や嘔吐、脱水、また時間が経過すると貧血や血尿、黄疸といった中毒症状が出ます。

★キシリトール

タマネギやチョコレートより危険性が高いです。1kgあたり1粒のガムを食べると中毒量です。中毒症状として摂取から1時間以内に低血糖、9〜72時間後に肝障害が出ます。肝障害の影響が重度であれば発作もみられます。

★タバコ

中毒成分はニコチン。大体1kgあたり11mgくらいで中毒量のため、一般的な紙タバコ一本食べてしまうと3kgの犬でも中毒になります。中毒症状として頻回嘔吐、重度だと意識障害、呼吸筋麻痺などがあります。

★ぶどう

中毒成分はよくわかっていません。中毒量も個体差があるため、どんな量でも中毒を起こす可能性があるため要注意です。中毒症状は嘔吐下痢などに加えて腎障害があります。

★ユリ

今回紹介する中で圧倒的に危険性が高いのはユリです。体についた花粉を舐めるだけでも中毒になることがあります。特に猫に対する毒性は犬よりも高く、劇的な腎障害を起こすことがあります。葉っぱもしくは花びらを1〜2枚食べると致死量です。

これらの他にも中毒になりうる食べ物や人薬、植物などはたくさんあります。少量しか食べていないと思っても、中毒になることがあります。誤食は時に死に直結します。

食べてしまったものにもよりますが、摂取から2時間以内であれば薬により嘔吐させる処置をできることが多いです。既に中毒症状が出ている場合は、点滴などの処置をすることもあります。

誤食が分かったら、食べた量に関わらず速やかに相談してくださいね。

安全に健やかな年末を過ごしましょう!

この記事を書いた人

獣医師 蒲原(小島)
大学の時に行ったエキゾチックアニマルのイベントがきっかけでヘビが大好きになりました。実際にヘビを飼育することで、犬や猫に加え爬虫類や他エキゾチックアニマルの診療を幅広くしたいという想いがより強くなっていきました。
獣医師としてまだ駆け出しですが、精一杯勉強して多くの患者さんの助けになれるよう頑張ります。

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