モルモットをお迎えするにあたって

最近は暖かいかと思えば翌日は冷え込み、地面がツルツルですね。来院の際はお気をつけください。
今シーズンは転ばないことを目標に…と思ったそばから転んだ獣医師の谷です。

さて、昨年末に我が家では3匹目のモルモットをお迎えしました!8ヵ月のテディモルモットの男の子です。
そこで今回はモルモットをお迎えするにあたっての準備について軽くお話ししたいと思います。

そもそもモルモットの魅力といえば…
ぽてっとしたフォルムに、ぼやっとした表情、無心でごはんを食べる姿、それでいて感情によって違う鳴き声を発したり、それぞれの子によって個性が強いところ。。語り尽くせませんね。

そんな愛おしいモルモットちゃんを大切に育てていくためにも、正しい飼育環境を整えてあげたいですね。

環境としては、ケージはうさぎさん用で販売されているようなサイズ(60cm×50cm×40cm~)があれば十分かと思います。
基本的にケージの中には、ハウス、ペレットを入れるお皿、給水器があれば良いです。
それに加えて、夏は暑さ対策、冬は寒さ対策のグッズも取り入れると良いでしょう。

床には、ペットシーツやプラスチックのすのこを敷くことが多いです。すのこは穴が大きいものだと足を引っ掛けて思いがけない事故に繋がる恐れもあるので注意しましょう。また硬い床だと足の裏が擦れてしまうこともあるので、やわらかいものを取り入れることもおすすめします。
ペットシーツは誤食癖のある子には使用しないか、角が出ないようにする、他の材質と併用して上から押さえるなど工夫が必要になります。

ごはんは、基本的にチモシーは食べ放題の状態に、ペレットはモルモット専用のものを与えましょう。モルモットは人間と同様、体内でビタミンCを作ることが出来ません。そのため、モルモット専用のビタミンCが配合されているペレットを与えることが必須です。また、+‪αでサプリとして与える商品もあるので活用してみるのも良いですね。

お迎えにあたっての最低限の準備はこれくらいでしょうか。
モルモットちゃんは歯のトラブルや皮膚の疾患も多く見受けられます。
当院では健康診断もお受けしていますので、是非ご検討ください!

この記事を書いた人

獣医師 榮藤
ハムスターを飼っていたことから、エキゾチックアニマルの診療を行う獣医師になりたいと考えるようになりました。大学在学中にはすっかりモルモットの虜となり、現在は2匹のモルモットとともに暮らしています。
動物たちと飼い主様に寄り添う獣医師になれるよう、日々精進してまいります。

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