急に朝晩冷え込むようになりました。
この時期からは飲水量が減るため、膀胱炎などの尿路疾患が増えやすくなります。
実際、当院にもおしっこの異常を訴えて来院される飼い主様が増えてきています。
あまり水を飲む習慣がない子には、水を飲むようにおすすめしてみてください。
今回ご紹介するのは、デグーのデーちゃん。
ペニスをずっとなめている、とのことで来院されました。
見てみると、ペニスが脱出しており元に戻らなくなっていました。
デグーの陰茎脱は、神経的な異常や、外傷が原因となって発生します。そして、自分で舐めたり咬んだりするため、二次的に炎症が起こり腫れてしまいます。
まず消炎剤と抗生剤を併用してもらい経過をみるも、炎症が悪化したため仕方なくエリザベスカラーをつける事に・・・。
(げっ歯類のエリザベスカラーはすごくストレスなので、本当に必要な時のみ使用します)
デーちゃんもやはりカラーがストレスとなったのか、補助給餌をしてもらっても体重が減ってしまいました。
そのため、ペニス自体を包皮内に入れ込むように、縫合しました。
するとカラーがなくてもかじらず、ペニスの腫れや尿の出も改善!
糸を自分で噛み切ってしまったため、再度縫合処置を行いましたが、今では糸がない状態で維持できています。
トップの写真のように、病院にくると必ず立ち上がってあいさつしてくれるデーちゃん。
これからも元気でいてくださいね!
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