11月も残すところあと数日、徐々に寒さが厳しくなり冬の訪れを実感しています。
先週は、早くも札幌にも雪が積もり、もう自転車に乗れなくなるのか…としょんぼりした中村です。
反対に、我が家のわんこは、積もった雪の上をワッサワッサと楽しそうに駆け回っていました。
結局その後雪は解けたので、もう少し自転車に乗れそうでホッとしています。
寒さや雪のほかに冬を感じるものといえば、乾燥ではないでしょうか?この時期になると、お肌のカサつき、手のあかぎれに悩まされる方も多いのではないかと思います。
もちろんお肌の乾燥は、人間だけでなくわんちゃんねこちゃんにも起こります。
そして、彼らの皮膚は人間より薄いためデリケートなのです。
冬場は湿度が下がり皮膚表面からの水分の蒸発が増え、皮脂の分泌が減り、また皮膚の新陳代謝が低下することで皮膚の水分が失われやすくなります。
さらに室内での暖房器具の使用により、乾燥が進みます。
皮膚に水分や脂質が不足すると、本来健康な皮膚が持つ、外部からウイルスや細菌、真菌などの侵入を防いだり花粉、ハウスダスト、紫外線など刺激から皮膚を守る「バリア機能」が低下してしまい、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患が悪化するほか、普段は皮膚トラブルのない子でも毛がパサつく、フケが出る、皮膚に赤みやかゆみが出る等の症状が出たり、外にお散歩に行くわんちゃんは、冷たさと乾燥から肉球がひび割れて出血してしまうこともあります。
悪化してしまうとなかなか治らないこともあり、こうなる前に乾燥対策をすることが大切です。

お部屋の湿度を40〜60%に保つ、エアコンやヒーターの風が直接当たらないように工夫する、などは比較的簡単に実行できるのではないでしょうか。
もう一歩、さらに対策したいとお考えなら、ぜひ皮膚の保湿ケアを取り入れていただきたいです。
・シャンプーは保湿効果のあるものを使う
・シャンプー後、または日常的に乾燥が気になる場合はシャンプーの有無にかかわらず保湿剤を使う
皮膚のバリア機能を高めるためには、毎日の継続使用が大切です!
保湿剤は、ローションタイプ、ムースタイプ、クリームタイプなど色々な剤型があり、また保湿成分も様々で、製品により使用感も違います。毎日続けられるよう、まずは使いやすいものから始めてはいかがでしょうか。
当院でも、数種類の保湿剤を置いています。1週間に1回使用の製品や、肉球ケア用のクリームもあります。
ご興味のある方、どんな保湿剤がいいかわからないという方、ご来院の際にお声がけください!
なお、皮膚の赤みやかゆみ、フケなどは、乾燥だけでなくその他の皮膚病によっても見られる症状ですので、症状が激しい場合や保湿ケアをしても改善しない・悪化する場合は、診察にいらしてくださいね。
この記事を書いた人

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出産を機に仕事から離れていましたが、また獣医師として動物と関われることになり、嬉しさと同時に身の引き締まる思いです。
動物と飼い主様の両方に寄り添った診療ができるよう、努めて参りますので、よろしくお願いいたします。
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