犬猫の心肺蘇生、もしもの時にできる事

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皆さんこんにちは!
札幌にもついに初雪の便りが届きましたね。
早くボードができるくらい積もって欲しいけど、除雪はしたくない看護師沢田です(^_^)

先日、獣医師会館で行われた心肺蘇生法の動物看護師セミナーに、ポックル看護師みんなで参加して来ました!
講師は札幌夜間動物病院の院長、川瀬先生です。

心肺停止の症例が多い札幌夜間動物病院の貴重な症例、写真、動画をたくさん見せて頂き、とても勉強になりました。
その中で、もしもの時に飼い主さんができる事、自宅でできる心肺蘇生法について、お伝えしたいと思います。

まず蘇生をするかどうかの基準、それは「呼吸をしてない時」です。
呼吸は止まっているが心臓は動いている、そういう状況になる事もありますが、呼吸が止まっている、もしくは呼吸してるかわからないような状況であれば、すぐに心肺蘇生を開始します。
この判断が遅れるほど救命率は低下してしまいますので、迅速な判断が必要になります。

それでは心肺蘇生はどのように行ったら良いのか?
呼吸をしていない=人工呼吸 というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、心肺蘇生で一番大切なのはまず「心臓マッサージ(胸部圧迫)」をする事です!!
方法としては、動物の体を横にして、心臓の部分を押します。
図1図3

 

 

犬であればちょうど前肢を曲げた肘のあたりに心臓がありますので、そこを1/2~1/3へこむくらいの強さで押します。
猫や小型犬であれば、図のように片手で圧迫する方法もあります。
速さは1分間に100~120回です。
1秒に2回くらいと覚えておくとわかりやすいと思います!
ポイントとしては、このマッサージを休まず続ける事と、圧迫していない時は完全に元の高さに戻るようにする事です。
可能であれば、30回心臓マッサージ、2回人工呼吸というサイクルで蘇生を続けます。

図2

 
動物の人工呼吸をする際は、動物の鼻を口で覆って空気を入れる、マウストゥーノーズという方法で行います。

ただ、飼い主さんが行う場合、特に一人で両方行うのは難しく、その場合は無理せず心臓マッサージだけを続けるようにします。

何もせずに病院に向かい、そこから蘇生を行った場合と、心臓マッサージをしながら向かってもらった場合とでは救命率が大きく変わってきます。
それでも助けられない場合もあるかと思いますが、もしもの時、できる限りの事をしてあげたい!と思った時はこのやり方を思い出して下さい。

一つでも多くの命を救命できるように、私達もより理解を深めていきたいと思います!!